元保育士が思うこと(*'▽')

元保育士が子育てについて思うことをどんどん書いていきます。

子どもの自己肯定感を高める!

結論から言いますと、自己肯定感が高まると人生生きやすくなります。

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はじめに

子どもたちが、人生を生きていくうえで、最強の武器は、自己肯定感の高い人が持っている『根拠なき自信』なのです
根拠なき自信を子どもにつけてあげられるのは、親、祖父母、保育士、幼稚園教諭、等子どもたちをとりまくすべての大人たちなのです。

 

第1章  若者の自殺と自己肯定感の関係性

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1節 日本の若者の自己肯定感は低い

 

自殺は、G7各国においても若年層の死亡の上位を占めているが、日本だけが第1位なっており、死亡率も高いのです。(厚生労働省によるデータ)
そして、それに反比例しているが、日本は、先進国の中で「自己肯定感」が目立って低い国なのです。
「自分自身に満足していますか?」と若者に質問したところ「満足している。」と答えたのが日本はわずか45.8%だったのに対し、アメリカは93.1%なのです。他の韓国、スウェーデン、イギリス、ドイツ、フランスは70%以上なのです。(内閣ホームページより)
このことから、自殺と自己肯定感には関係性があるのではないかと考えます。

 

  第2章 自己肯定感の高い人が持っている『根拠のない自信』とは?

 

 1節 自己肯定感について

 始めに、自己肯定感とは、一言でいうと、自分には価値があると思える感情のことです。
そして、自己肯定感が高い人は『根拠なき自信』を持っているのです。
その反対に、一見、自己肯定感が高そうに見えて、すぐに崩れてしまう、自己肯定感の低い人が持っている自信は『根拠のある自信』なのです。

 

 2節 『根拠のある自信』を身につけた方がよい?

根拠のある自信とは、「テストで良い点が取れる自分には価値がある。」「サッカーが、上手い自信がある。」といったように、自信に何らかの根拠がくっついている場合です。
もし、自分より、テストの点数が良い人が目の前に現れたり、もし、何らかの事情でサッカーが、できなくなってしまったら、その自信は簡単に崩れてしまうのです。
人生において、そのような場面は少なくないのです。

 

 

3節『根拠のない自信』を身につけよう!!

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そこで、子どもたちにぜひ身につけてほしいのが、『根拠なき自信』の方なのです。
根拠なき自信とは、「自分は、特別何かができるわけではないけれど、ありのままの自分には価値がある。」といったように、自信に根拠がついていない場合です。
根拠なき自信を持っている子は、目の前に自分より、テストの点数が良い子が現れたとき、相手を認め、時には相談することもできます。
また、サッカーなど自分の好きなことが、何らかの事情でできなくなってしまったときには、他のことを始めてみようと、前向きに物事を考えられ、失敗を恐れず、様々なことにチャレンジするのです。

 

 

第3章 自己肯定感の高いアメリカ人の子育てを知ろう

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1節 日本とアメリカの文化の違い?

自己肯定感が身につくかどうかは、子育てに大きく関わってくると思います。
なぜなら、日本の子育てとアメリカの子育てには違いがあるからです。
日本は謙遜文化であり、よく「Aちゃんは可愛いですね。」や「Bくんはお手伝いしていて偉いですね。」と自分の子どもが、他人から褒められる場合があります。
そんな時、日本のお母さんは「そんなことありませんよ。うちの子なんか...」というやり取りがよく見られるのではないでしょうか。
そのような場面を子どもが、目の当たりにしていると「やはり、私はだめなのか...」と思わせ、知らず識らずのうちに、子どもの心を傷つけてしまっているのです。
これでは、子どもの自己肯定感は低くなってしまうのです。
では、同じ場面でアメリカだとどうでしょうか。もし、「Aちゃんは可愛いですね。」や「B君はお手伝いをしていて偉いですね。」と自分の子どもが、他人から褒められたとき、「Thank you(ありがとう)」と返します。
このようなやり取りを見ている子どもは、「お母さんも私のことを認めてくれているのだ。」と思い、自己肯定感が高まっていくのです。

 

 2節 アメリカの子育ては自己肯定感が高まりやすい!

 

アメリカの子育ての良い面を3つ取り上げてみることにします。


アメリカでは、子どもを「ひとりの個人」として尊重します。

「着替えはどれにする?」「パンにはジャムにする?バターにする?」と日常生活の中で質問を重ねて、子どもの考えや思いを受け止め、大切にしています。


アメリカ人は褒めるのが上手で、年齢に関係なく相手をよく褒めます。日常会話の中にも「Good」「Nice」と声をかけるのは当たり前なのです。


アメリカはスキンシップが多い国でも知られています。年齢に関わらず子どもをハグしたり、おでこや顔にキスしたりする文化です。
親から子どもに「I love you:アイラブユー」と声をかけるのは日常茶飯事なのです。
アメリカ人は褒め上手に加えて、ポジティブな感情表現がダイレクトなのです。
このようにアメリカでは子どもをひとりの個人として考え、尊重し、大人は接しています。
日常会話の中で「Good」「Nice」「I love you」と常に前向きな言葉をかけてもらい、スキンシップもたくさんとってもらえる環境の中で育った子どもは、自己肯定感も高まり、根拠のない自信を持つ人間へと、成長していくことでしょう。

 

 

 第4章 子どもの自己肯定感を高める方法を学ぼう!

 

1節 子どもの話を最後まで聞いて受け止めよう

ここからは、家庭でできる、子どもの自己肯定感を高める方法を5つについて、話していきたいと思います。
1つめは、子どもの話をしっかりと聞くことです。
子どもの話をしっかり聞くことで、「親に受け止めてもらえている。」「共感してもらえている。」という安心感が生まれ、それが自己肯定感を高めていくことになるのです。
子どもの話はよく聞いています。という家庭も多いかと思いますが、本当に子どもが伝えたいことを最後までしっかりと聞けていますか?
途中で、「〇〇の方がいいのじゃない?」と別の案を出したり、「〇〇はだめだと思うは?」と否定してみたり、「〇〇にしなさい」と命令したり、していませんか?
まずは、子どもが話したいという気持ちを受け止めてあげて、子どもの思いを最後まで聞くことが大切なのです。
まだ、文章として伝えるのが、難しい年齢であったとしても「お母さんはあなたの意見をしっかり聞くから。ゆっくり話してね。」という気持ちを持ち、「うん、うん」とうなずきながら聞いてあげるとよいでしょう。
そして、全部話を聞いたうえで、「そうなんだね。それはうれしかったね。」と子どもの話に共感したり、「あなたはそう考えたのね。」と認めてあげたり、また、子どもの話から浮き出てきた悩みに対してはアドバイスするのではなく、「じゃあその悩みについて一緒に考えてみようか?」と一緒に考え解決していくことが大事になります。
さいころからこの習慣がついている家庭では、子どもから親に対して信頼感が増し、きっと思春期になったとしても悩みを打ち明けられる関係性を築いていけるのではないかと私は考えます。

 

 

2節 子どもに体験をたくさんさせよう

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2つめは、様々な体験させることです。
子どもの頃に体験したことが、これから生きていくうえで力になるのです。体験を通し、失敗を繰り返しながらも頑張ったという証が自己肯定感を高めていくのです。
体験の中には自然体験、生活体験などがあります。
身近な体験として、取り入れやすい、お手伝い体験でも自己肯定感を高めることもできるのです。
お手伝い体験というのは、食器を運んだり、親子で一緒に料理したりすることです。また、親子で一緒に経験することで子どもの心は安心するのです。

 

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そして、2歳児のイヤイヤ期が生活体験の中で最も大切な時期ではないでしょうか。
2歳児のイヤイヤ期は何でも自分でやりたい時期ですよね。
魔の2才児ともいわれるあの大変な時期・・・。
大人からすると子どもとどう関わってよいかわからず、時にはこっちが泣きたいよ・・・と思うこともあるでしょう。
例えば、子どもが、「ズボンをひとりで履きたい!」と思っていても、なかなか履けないときがあります。
反対から足を入れてみたり、思うようにできずに癇癪を起したり、ズボンを放り投げたりする姿もあります。
いざ、大人が手伝おうとしても「自分で!」と怒ったりもします。
そんな時は、ゆっくり見守ってあげるのが正解なのです。
子どもを放置するのではなく「頑張っているのね。お母さんは見ているからね。もし手伝ってほしいときはおいでね。」と声をかけ、少し離れたところから、子どもの様子を見守るのです。
自分でできたときは「何度も挑戦して頑張って履けたね。」と履けたことだけではなく、繰り返し頑張ったからできた、ということを認めてあげることが大切なのです。
そして、1人で履くのがまだ難しく、子どもの方から「手伝って」とズボンを持ってきたときには、「自分で履こうと頑張っていた姿、お母さん見ていたよ。」と頑張っていた姿を認め、そのうえで「じゃあ一緒に履いてみようか。」と言い、手伝ってあげてください。
2歳児はこの繰り返しなのです。
何度も何度も頑張った経験が、きっとこれから成長していく過程で、困難の壁に遭遇した時、「自分ならできる。」という自信を持ち、乗り越えていけることでしょう。
お母さんも大変かと思いますが、子どもの今後の人生の為に、頑張って付き合ってあげてください。

 

 

3節 子どもを認めてあげよう

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3つめは、叱るより、認めることが大切なのです。
親が子どもを認められることで、子どもの中にはゆるぎない自己肯定案が育まれるのです。
たとえば、子どもがお手伝いの最中、お皿を落として割ってしまったとします。
そんな時、あなたなら子どもに何と声を掛けますか?
もし、「危ない。気をつけなさい」と注意だけを受けた子どもはどう思うでしょうか。
きっと「失敗しちゃった・・・。やはり自分は何をやってもダメなんだ。」と思い、またお手伝いをしようという気にはならないかもしれません。
しかし、「お手伝いしてくれてありがとう。怪我はない?」と子どもの行動を認め、心配する声掛けだとどうでしょうか。
行動を認めてもらった子どもは、今回は失敗してしまったけど、次回お手伝いするときは頑張ろう。と、前向きに考えられるのではないでしょうか。
また、「次は、どうやって運んだらお皿を落とさないかな?」と問いかけることで、子ども自身、「次は、お皿をしっかり両手で持ち、運ぶようにする。」「よそ見しないで歩くようにする。」など、自分で考え振り返ることもできます。
このように、子どもの行動をまず認めてあげることが大切なのです。
ここで、補足として、叱るポイントもお伝えしたいと思います。
それは、命に関わるような危険な行動をしたときです。
例えば、道路に飛び出したとき(飛び出しそうになった時)には「危ない!」としっかり叱ってあげてください。
そのあとで、なぜ道路に飛び出してはいけないのか、理由もしっかり伝えてあげるとよいでしょう。

 

 

4節 子どもに考させる機会をたくさんあたえよう

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4つめは、自律させて自立させることです。
幼児期の間に、自分のことを自分でできるようになると、それが自信へとつながり、自己肯定も高まります。
自分で身の回りのことができないと小学生、中学生、高校生になったときに自分のことを、恥ずかしいと思うようになるのです。
まず、自律とは人から指示されるのではなく、自分で考え、決めて、行動することです。
例えば「あなたにはこの服が似合うからこれを着なさい。」「あなたは、パンにジャム塗るのが好きだわよね。」など、すべて親が決めてしまうことで、子どもの自律を阻むことになるのです。
では、どうやって、子どもの自律性を育めばよいのかというと、それは、自分で考えさせることが大切なのです。
第3章に出てきた、アメリカの子育てを思い出してください。
日常生活の中で、「着替えはどれにする?」「パンには、ジャムとバターどっちを塗る?」など子どもに聞いていたと思います。
この、子どもに選択させてあげることの積み重ねにより、自分で考え、自分で行動できる子になっていくのです。
自律ができるようになると、親から言われなくても、着替えたり、歯を磨いたり、支度したりと身の回りのことを自分でするようになり、それが自立へとつながっていくのです。

 

 

5節 親子で愛を伝えあおう

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5つめは、無償の愛を親子で伝えあうことです。
「生まれてきてくれてありがとう。」「お母さんはあなたが大好きだよ。」と子どもに伝え、そして、ぎゅっと子どもを抱きしめてあげてください。
子どもに言葉で、行動で、愛を伝えることで、子どもの自己肯定感はさらに高くなります。
お家に帰ってきたら、夜寝る前に、ぎゅっと抱きしめる習慣をつくることもよいと思います。
また、朝出かける前に「大好きな〇〇ちゃん行ってらっしゃい。」と声をかけるのもよいでしょう。
恥ずかしがらずに、抱きしめたり、声をかけたりしてあげてください。
思春期になって、どうしても難しいときは、手紙で伝えるのもよいのではないでしょうか。
子どもにとって、親に愛されているということ以上にうれしいことはないはずです。
時には、親がイライラして子どもにあたってしまうこともあることでしょう。
そんな時「さっきはお母さん怒ってしまってごめんね。」と伝えると子どもは必ず「いいよ。」と許してくれます。
子どもは無条件に親を愛しているのです。
なので、ぎゅっと子どもを抱きしめたとき、子どもからの愛もしっかり感じてください。

以上、5つが子どもの自己肯定感を高める方法です。

 

 

 おわりに

もう一度ここで5つを振り返ってみましょう。
1、子どもの話をしっかり最後まで聞くことです。
2、様々な体験をさせることです。
3、叱るより、認めることが大切なのです。
4、自律させ自立させることです。
5、無償の愛を親子で伝えあうことです。

自己肯定感が高められた子は、きっとこの先困難があったとしても乗り越え、人生を楽しく生きていけることでしょう。
毎日、「子どもの為に!!」という思いで、いっぱい、いっぱいになりながら必死に子育てをしているお母さんもたくさんいると思います。少し、肩の力を抜いてください。
子どもには自分で成長しようとする強い力があります。
子どもを信じ、見守り、認めていきましょう。 

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