無痛分娩!!体験レポート 麻酔が効かない?!
本記事では痛みに弱い私が体験した無痛分娩を正直にレポートします。
※無痛分娩を考えていて、初めてのお産の方には少し不安になる内容かもしれません。
目次
☆無痛分娩について☆
無痛分娩といっても病院によって種類があるようで、
①自然に陣痛が来るのを待ってから麻酔を入れる通常の無痛分娩
②予め出産日を決めておいて、陣痛促進剤を使って、人工的にお産を始める
計画無痛分娩
という方法があり、私が通っている産院では②の計画無痛分娩タイプでした。
無痛分娩を決定するまでの流れ
無痛分娩教室に参加し、麻酔科医師の話を聞く。
麻酔のメリット、デメリットを理解する。
同意書にサインをする。
☆入院日(出産前日)☆
正規週数に入ったら、赤ちゃんの大きさにより、出産日を決定します。
私は37週の時に産院に行き、赤ちゃんの体重や頭の大きさを見て、
38週と1日で入院になりました。
出産後までお風呂に入れないので、家でゆっくりお風呂に入ってから病院に向かいます。
14:30 病院到着
到着後、部屋へ案内されました。
部屋はとてもきれいな個室でトイレ、テレビがついていました。シャワーは共同です。
部屋で着替えをすまして、尿検査。
15:00 陣痛室に移動してNST
陣痛室に移動し、NST、血圧、熱を測ります。
助産師さんとバースデープランにつて最終確認をします。
16:00 恐怖にラミナリア
ネットを見てラミナリアが人によって痛いと書いてあったのでドキドキしながら分娩台へ・・
ラミナリア挿入中、
「足の力抜いて〜楽にして〜」と言われていたが、始めは力が抜けずガチガチ…(°_°)
途中からだんだん足の力も抜けてきて、
5本、6本、7本と進み…10本入れたところで
おしまいになりました。
吐く呼吸に集中し、足の力を抜くと
と痛みが和らぎました!!!
ラミナリア挿入後も痛くて…という方もいらっしゃるようですが、
私は特に痛みもなく、少し違和感がある程度でした。
16:15 NST
再度、陣痛室に戻りもう一度NSTをしました。
「赤ちゃん元気ないわけじゃないけど…ちょいっとあどあどしてるから…もう少しモニターつけていましょうか。」と言われ約2時間。
赤ちゃん大丈夫…??
と不安になりました。
そして、夕食後にもう1度NSTを行うことになりました。
18:00 夕食
出産前最期の食事!!
明日、麻酔中は食事も水分も摂れないため、
今日は美味しい食事を堪能しました。
入院中の楽しみはやっぱり食事です!笑
20:30 本日最期のNST
もう1度NST
少しドキドキしましたが、
今回は、赤ちゃんも元気ですね( ´ ▽ ` )
ということで無事終了!!
22:00 就寝
ベットに入ったが…
緊張からか…全然眠れない(゚∀゚)
熟睡できないまま…次の日の朝を迎えました。
⭐︎出産当日⭐︎
6:30 ラミナリア抜く
ラミナリアを抜きました・・・激痛。
入れるときよりも痛くて、思わず「痛っ」っと思わず声が…
処置自体は入れるときより時間はかからず、1,2分で終わりました。
7:00 陣痛促進剤開始
陣痛促進剤を40分おきに少しずつ増やしてきます。
9:00 破水 子宮口4㎝開く
内診中に破水。
破水したため、このままだと出産が早いかも!?ということで、立ち合い予定の旦那に連絡が入りました。
この時は、まだお産の大変さを知らない私は「午前中に産めるかな。昼ごはん食べられるかも!」と甘い考えをしていました…笑
破水し、陣痛も強くなってきたため、陣痛促進剤は一旦停止。
ここから自力の陣痛になった!
10:00 硬膜外麻酔開始
この時、陣痛5分間。
麻酔の投与を開始するタイミングは自分で決めます。
あまり早く投与しすぎると、陣痛が弱まってしまう。
遅くなるとその分、痛みに耐える時間が長くなる…。
初産の私は、陣痛の痛みの限度がわからないため、どのタイミングで麻酔開始をお願いしたらよいのかわからず…
まだ耐えられるけど、でも痛いのは痛いし…と私の中で自問自答が繰り返され、「やばい…痛くなってきた。もう我慢できないかも」と思ったところで麻酔投与をお願いしました。
10:30 左半身麻酔が効かず
麻酔の処置をしてもらい。麻酔開始。
麻酔の処置は、部分麻酔をしてから背中にチューブを入れます。
陣痛の痛みの方が強いため、背中の麻酔や処置の痛みは感じませんでした。
麻酔処置後、麻酔が効くまでは1時間ほどかかるため、すぐに陣痛の痛みは引きません。
時間が経つにつれお腹の痛み、右半身の痛みは取れてきたものの…
左半身の痛みが取れず…次第に痛みが増してきます。
麻酔をMAXにしてもらいましたが、痛みは取れないまま、ここから陣痛の痛みに耐えることになります…。
「麻酔を入れたら陣痛の痛みから解放されると思っていたのに…😭涙」
麻酔のチューブを入れたら、トイレに行けないため、尿道カテーテルを入れるはずでしたが、尿道カテーテルも痛くて挿入できず…。
11:00 陣痛弱まる
麻酔を入れたため、陣痛が弱まってしまい、子宮口がなかなか開かない。
12:00 旦那病院到着
旦那が病院に到着。車の中でPCR検査をし、陰性証明後、病室に来ました。
(コロナの影響のため)
13:30 陣痛が再び強まる
陣痛促進剤を追加したため、陣痛が再び強くなり、それに伴い、左半身の痛みもさらに強まってきました。
旦那が病室に到着したので、テニスボールでお尻あたりを抑えてもらい、何とか痛みを逃しながらひらすら耐えます…
14:00 子宮口がなかなか開かない
陣痛の痛みは増してきたが、なかなか思うように子宮が開きません…。
麻酔科の医師が、17時で上がるので17時には麻酔を切る予定らしく…
このままだと17時に間に合わないという焦りも出てきました。
16:00 分娩台へ移動
子宮口はまだ全開ではないが、17:00までに何とかめどが立つようにと言われ、分娩台へ移動しました。
分娩台では内診をしつつ、助産師、医師が子宮口を広げていきます。
16:30 子宮口全開
何とか子宮口が全開(10センチ)になりました!
17:00 陣痛促進剤追加&麻酔弱める。
陣痛促進剤追加、そして麻酔を弱めました…
さらに痛くなり…
17:30 陣痛促進剤MAX&麻酔終了 猛烈な痛み
17:00ぴっつたりに麻酔を切ることは、なかったがこのままだどお産が進まず、赤ちゃんも苦しくなるということで、
17:30頃陣痛促進剤をMAXで、麻酔が終了となった。
痛みがピークになった。
痛みに弱い私は、逃げられない痛みからパニックになり
「痛い」「助けて」「もう無理」と弱音ばかりはいていた。
陣痛に合わせて、いきまないといけないのはわかっているが、痛いのと疲れからなかなかうまくいきめず、ただただ耐えるしかなかった。
19:00 吸引分娩!?帝王切開?!
少し降りてきたところで、医師がエコーで赤ちゃんの様子を確認したところ、
「横を向いてしまっている…。もし、吸引分娩でもダメだったらカイザー(帝王切開)だ。準備しておいて」と話していた。
「ここにきて帝王切開!?こんなに痛みに耐えてきたのに?!そして左半身麻酔効いていないんだよ。そんな状況でお腹切るなんてありえないでしょ。でも、帝王切開すればいつまで続くかわからないこの痛みから解放される…。帝王切開をお願いするべきか…。」と陣痛の痛みに耐えながら、頭の中でいろいろ考えていました。
19:30 会陰切開
吸引分娩に備え、会陰切開を行いました。
会陰切開をする前、部分麻酔をしたため、痛みは感じませんでした。
陣痛が痛すぎて、正直麻酔もよくわからなかったです。
20:05 ついに誕生!!!
吸引分娩開始。
私のいきむタイミングで、助産師2人が私の足を抑え、男の医師にお腹を思いっきり押され、もう一人の医師が吸引し、それを2回繰り返したタイミングで「おギャー」と産まれてきてくれました!!
正直、私が産んだというより、先生、助産師さんの力で産ませてくれました。笑
帝王切開にならず良かったです。
☆無痛分娩の感想☆
もし、これから無痛分娩で産もうという方が、読んでくださっていたら、本当に申し訳ないのですが、正直に書きます。
めちゃくちゃ痛かったです。
普通のお産を経験したことがないので、比べることができませんが、普通のお産だったのではないかと思っています。
出産前、不安からYouTubeなどで無痛分娩の様子を観ていました。
「麻酔を入れてから全然痛くない」「するっと生まれてきた」などの映像に安心しきっていたので、まさかこんなに痛くて、大変なお産になるとは、想像していなかったです。
今回、なぜ麻酔が左半身に効かなかったのか、わかりませんが、人によって(?)効かないこともある、と身をもって体験しました。
もし、第二子を出産することがありましたら、その時は普通分娩にする予定です。
(私の産院では、無痛分娩は普通分娩に比べてプラス10万円するので…)
これから、出産を控え、無痛分娩にしようか迷ってる方がいらっしゃいましたら、もしかしたら効かないこともあるかも…と心の準備をしていれば、麻酔が効いてきた時は、本当に幸せだと思います。
しかし、もし私のように麻酔が効かなくても何とか乗り越えられます。
お産は泣いても、わめいてもなんでもいいと思います。その日を乗り越えられたら。笑
注射すら苦手な私が、何とか乗り越えられたのできっと大丈夫です!